2025/02/08 20:08

皆さん、こんにちは!今回のブログでは、今大河ドラマ光る君で話題の平安雅の世界から、王朝継ぎ紙について歴史、製作方法、そして使用される和紙素材について紹介させていただきます。
さて、王朝継ぎ紙は日本の伝統工芸の一つで、和紙の美しさと技術の結晶です。
その歴史は平安時代に遡り、貴族たちが書物や手紙に使った特別な紙として発展しました。
1. 歴史
王朝継ぎ紙の起源は、平安時代の貴族文化にあります。当時、紙は非常に貴重であり、書物や手紙に使われる紙には特別な工夫が凝らされました。継ぎ紙とは、和紙を複数枚貼り合わせて一枚の紙にする技法で、継ぎ目が美しく目立たないように仕上げられます。この技法は、紙を節約しつつも美しい文様を楽しむために用いられました。
代表作には鎌倉時代に作られた和歌集で、鎌倉時代から室町時代にかけて作成された『本願寺三十六人家集』があり、優れた装飾技術と王朝継ぎ紙の技法が見られ、国宝に指定されています。
2. 製作方法
王朝継ぎ紙の製作には、以下の手順が必要です:
1. 和紙の選定:雲母刷り、具引き、描文様で加工された唐紙、各和紙産地からの染め紙や料紙、墨流し、砂子などの箔装を駆使し装飾を施した和紙を選定します。
2. 裁断:これらの和紙のデザイン性を重視し適切な大きさに裁断します。
3. 継ぎ合わせ:和紙の端を丁寧に重ね合わせ、糊で固定します。継ぎ目が自然に見えるようにするためには高度な技術が求められます。
3. 現代の王朝継ぎ紙
現在では多くの愛好家が親しむ王朝継ぎ紙を長年研究・育成している会が存在し、その伝統美を守り続けている。その会の名称は王朝継ぎ紙研究会である。(主宰:近藤陽子)定期的な継ぎ紙教室も開かれ展示会にも力を入れており、近く銀座ギャラリームサシで‘’紫式部 夢幻の世界‘’ 王朝継ぎ紙を紐解く
が開催予定となっている。(令和6年8月26日~31日)ご興味ある方は是非お立ち寄りを!
4. 終わりに
王朝継ぎ紙は、平安時代から受け継がれてきた日本の伝統技術の一つです。その美しさと技術は、現代においても多くの人々に愛されています。和紙の選定から製作の手法に至るまで、細部にまでこだわりを持って作られる王朝継ぎ紙。その魅力をぜひ感じてみてください。
おわり